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『Berryz工房コンサートツアー2013春』を終えて

ツアー最終公演の最後のMC。

いつも通りに的確に振り返り、でも感慨深く語る茉麻。
飾らず等身大で、みんなが愛してやまないマイペースを通す熊井ちゃん。
ここで終わりじゃない、満足じゃないと野心をむきだしにした雅ちゃん。
最初から最後までBerryzの太陽、この人なしではBerryzたりえない千奈美。
笑いも自虐も全てを力を変える本当のスーパーアイドル桃子。
ステージ上の迫力とうらはらに時折見せる実直さがにじみ出る梨沙子。

全員が阿吽の呼吸で創りだした千秋楽ならではの独特な空気。
感じたことのない時間。

しかし、ひなフェスBerryzSPのようには時間を使わず、仕事に徹し、ただただ完走できた感謝を伝えるに留めた佐紀ちゃん。






今回、千秋楽に新曲披露があった以外はセットリストに変更がなく、
こう聴くとマンネリになるのではないかと感じそうではあるが、計10公演観た私にはまったくそうは感じなかった。


ひとつは各メンバーの成長。
月並みなものではなく、昨年のツアーと比べて公演ごとの曲の習熟度が高まっていって、確実に魅せてくれる感があった。
ソロの曲はどんどん味が出てきたし、個人的には今日昼公演の「真っ白いあの雲(夏焼雅)」は圧巻だった。
メンバーのMCにもあったが、スタッフとともに話し合い試行錯誤してツアー自体を進化させていたのだと思う。

100曲を超える持ち曲がありながら、あれこれ変えずにツアー通してやり抜くのはある意味冒険だったと思うが、全く飽きるどころか毎回いいところが見つかって増えていったのはメンバーの色んな面の成長ゆえだと思う。


ふたつめにツアー日程の妙。

1年振りの単独ツアーであり、全公演数があまり多くなく、なおかつ3ヶ月間に渡る日程。
公演の間が2週3週と空いたりするぶん、毎回が非常に新鮮で飢えた状態になっているということ。

「すっちゃかめっちゃか」のイントロは『めちゃくちゃハラ減ってるときの良いニオイ』でしかない。

30曲以上、後半はアッパーな曲を畳み掛ける構成はメンバーとファンの体力勝負でもあった。


みっつめに構成自体。

前作の「Mythology」、リードアルバム内の「まっすぐな私」もしくは「Loving you Too much」は普通ならばラストに持ってきてもおかしくはない形の楽曲。
でもこの2曲はそれぞれ前半と、中盤の区切り、ましてや「LyTm」は回替わりでしかない。

このツアーは「アジアンセレブレイション」で始まり「cha cha SING」で終わる。
Berryz独自のお祭り感を本当に全面に押し出していた。合間合間で聴かせつつ、パーッと踊って笑顔で帰る、そういう形を過不足なく見せてくれた。コンセプトとしてよく出来ていたと思う。






今回のツアーで感じたことを書きたいと思います。

今まで、私は自分の性格が受け身なので、キャプテンとしてメンバーをひっぱっていくというよりも、陰で支えていこう。というような考えで来たような気がします。
10年という節目を迎えるにあたって、
自分がもっと積極的になってメンバーをひっぱっていかなくちゃ。
今になってやっと気付きました。
...って、ほんと遅いよねっ。

メンバーのみんな、キッズ時代から10年以上よく頑張ってきたと思います。
キッズ時代からの仲間、仲良しの℃-uteの武道館の発表を聞いたとき、
「おめでとう!」
という気持ちと
「自分たちは・・・」
という気持ちも
同時に沸き起こりました。

今回のツアーのリハーサルの時も「私達は私達だ!」と頑張っていたけど、
ツアーをやっていくうちに、何かメンバーの為に、コンサートに足を運んでくれているファンのみなさんの為にも、キャプテンとして、自分は今何をしたらいいか、もっと考えるようになりました。
10年目にして出てきたこんなに積極的な自分。





Berryz工房も武道館を目指したい!

「今年中か来年には絶対!!
メンバー、ファンのみんなと一緒に武道館に行きたい!!」
この想いを実現するために自分が先頭にたって頑張ろうと思います。
だから、メンバーのみんな、ファンのみなさん、一緒にBerryz工房を盛り上げて下さい!!
私についてきて下さい!!

キャプテンとして、精一杯頑張ります!!!




P.S.
自分1人じゃ心細いので…
サブキャプテン、夏焼雅を指名します。
他のメンバーの係は、随時決めていきます。





Berryz工房、よろしくお願いします。

清水佐紀オフィシャルブログ SAKI STUDIO 「春ツアーを終えて。」より(原文ママ)



キャプテンの清水佐紀は「まっすぐな私」や最終公演のMC中に涙を流した。

上述したようにその場ではしっかりやり切りたい中、溢れる感情が抑えられないのはまた彼女らしいところではあるが、涙が出てきてしまったこと自体も少し悔いているかもしれない。

ファンの大半はこのままで十分だと思っているかもしれない。
自分も、Berryzらしくいい意味でわがままにやってほしいと思う。

しかし、上を目指すならばそれも良い。
10年戦士の本気がどこまで届くか見てみたい。
自分はこの子たちを信じ切っているのでとんでもないことになるんじゃないかと心の中では思っている。


ツアーは今日で無事に終了したが、同時に今日から大きな流れが始まった気がしてならない。

by aonr | 2013-04-30 01:45 | ライブ