帰る場所、そしてその先へ― 清水佐紀プレミアムライブ'12レポート

・121125 Berryz工房 清水佐紀プレミアムライブ 2012 at Melody Line ~3798/7671~
@ザ・プリンス パークタワー東京 イベントホール メロディーライン


※毎度お馴染み「記憶レポ」なのでお話しの順番や言動には誤りが多分にあります。
 ご了承ください。



【出演者】
川´・_・リ 清水佐紀 Saki Shimizu 21歳

11/23大阪、そしてこの25日と2日間、去年に引き続き佐紀ちゃんのディナーショーが開催されました。

どうしてもグループ内ではメインで歌う機会の多くない彼女の「歌」を存分に聴けるこういう場は、待ち望んでいたものです。

運よく参加することで出来て、まずは連れてきてくれた20歳に満たない青年に御礼を言いたいです。
どうか東北での辛い仕事に耐えて、またどこかで元気に会えますよう。次は肉でも奢らせてください。


赤羽橋から見える赤い鉄塔の東側にそびえるパークタワー東京の1階が会場でした。
綺麗で静かな場所で身も引きしまり、ただでさえ抑えられぬ緊張感が輪をかけて襲ってくるようでした。


カフェの奥にバーのようなラウンジような空間と小さなステージ。連れられて通された席は16番。
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なんだこの席は!

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(席について正対して撮ったもの)

写真でわかるでしょうか、この距離感を。
青年とぼちぼち話したのですが記憶があまりなく、とにかく始まるまでは一杯いっぱい。


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おつまみ程度の一皿をとりあえず頂き、じっと待つ…




ほぼ定刻の18:30頃、バンドメンバー(key,Gt,Ba,Dr)の演奏がはじまり、佐紀ちゃんも登場して歌いだす。


1曲目は「白いTOKYO」。

これはBerryzデビュー前からの持ち歌、ここぞという時の歌なのでしょう。
まずは知ってる人ならイメージ通りな、かわいらしい歌唱でした。

続けて「REAL LOVE」。

このライブへの気持ちの入りようが解る一曲でした。
真に迫るというか、この歌に出てくる女性の強さが怖いくらいに出ていて、グッと引き締まりました。
歌詞少し飛ばしたんだけどこれ書くさっきまで忘れてたくらい。

ひとことご挨拶。
大阪東京計4公演の最終公演なのに、緊張がまったく解けなかったそうで、ステージ上でもじもじ。
よほどひとりが不安なんだろうか、冒頭のイベントタイトルをあんちょこを棒読みする始末!w

普段はメンバーが隣にいるからそれで安心しきっているんだなぁと、誰でもわかるくらいうろうろ。

佐紀ちゃん提案レシピのカクテル『saki's 21』を片手に、佐紀ちゃんのご発声で乾杯。
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御本人がまだ甘いお酒しか飲めず、カシスオレンジが一番好みだということで、カシス・ラムベースで作ってもらうことになったとのこと。まだメンバーとはお酒は飲みに行けてないそうだ。

甘いけど後に残らなくて結構ぐいぐい行けそうな、後に戻れないような味でした。なんつって。

20歳になって特に自分の中では変わったことはないけど、歳もあまり変わらないのにやたらメンバーがおばちゃん扱いしてくるらしい。

川´・_・リ<桃はブログで誕生日に触れてくれなかったらしいけど、メールはくれてて、そこはさすが桃子だな!と思いました。

「桃子」呼びは新鮮だった。

茉麻がこの前日に「ディナーショー頑張ってね!」とメールをくれたけど、もう大阪でやっちゃってるんだよ、と笑う。そして次の曲へ。


「私がすることない程全部してくれる彼」。RLに続いて梨沙子色の強いBerryzのこの曲。
このあと歌が何曲も聴いていくにつれ、ひとつひとつの構成にしっかり想いが乗っていることに気付く。
寂しげに、せつなく歌う佐紀ちゃんの顔は、数分前のそれと全く違ってみえた。


4曲目は「dearest.」。オリジナルは松浦亜弥さんのバラード。
最初のメロから最後まで、とにかくドラマティックなこの曲を「ぴったり」歌い切る。

佐紀ちゃんは歌の技術的なところでは、音を全く外さずに置いていくことができていると思う。
高音も低音も出るからコーラスに重用される。だから逆にいうとメインを張る向きでない。
ソロの歌唱を聴く機会がないあまり、自分もそう思っていたところがあったけど、はっきりと、はっきりとこの歌で本当の力を知った。
気付いたら涙が出ていました。


MC。バンドのメンバーの皆さんに第一印象を尋ねる佐紀ちゃん(ひき続きもじもじ)。

キーボード・ピアノ担当の方は
「キャプテンだっていうからデン!と構えてる人かと思ったら、案外マイペースだったね(笑)
緊張してるって言ってるけどその割には堂々としてるんじゃないかな」

顔で演奏するような陽気なお父さんって感じで、カッコよかったです。
一番佐紀ちゃんに声をかけていました。


ギター担当の方は
「癒されますね」の一言。

使ったのはアコギとエレキの2本。エフェクターのセッティングが凄いことになってたけど、そのぶん音作りが素晴らしかったです。最後の曲は見事だった!


ベース担当の方は「はじめましてでしたが」の後は失念。
担当楽器的に多いかもしれないけど、仕事人って感じの佇まいのカッコいいお姉さんでした。


ドラム担当の方は
「去年は可愛いなと思ったけど、今年はかわいいに加えてもっとこう色っぽさが増した気がします」
こちらはとても愛想あるノリの良いお姉さん。心地良く続くリズムを演出してくれました。

とにかくいちいち照れまくる佐紀ちゃん。ずっとくねくねしてる。
それも至近距離で…ああなんという時間。表情が変わり過ぎだよw



ここから3曲はハローから離れて。

まずは「love you」。オリジナルはhiroさんでした。
1曲目の「白いTOKYO」のように甘さはあるんだけど、これこそ大人の感じを出して歌ってくれていました。
詞の雰囲気からして、ああこういうのが好きなんだな、と頷ける。まったく違和感もなく歌ってしまって、いまになって凄くよかったなと感じます。


続いて「NAO」。ほんのすこし、聴いたことあったかな、という感じ。オリジナルはHY。
知らない歌な分、まっさらな気持ちで聴けました。
切ないけどどこか崇高な歌でした。バンドのみなさんのコーラスがまたグッときて最後は感動。


このブロック最後は「シアワセ」。オリジナルはaiko。
うって変わって、めちゃめちゃ好きな曲だ。イントロ数小節でわかるくらいのw

ジャズ風味なのでキーボードの和田さん、ベースの方もノリノリで、ギターの音づくりも最高。
生のドラムも心地良い。
aikoは変人的なコード進行を曲にぶつけてくるんです。でもあっさり。実にあっさりこのリズムを乗りこなすんです。
佐紀ちゃん凄いわ。多幸感がずぶずぶ溢れる脳内。


MC。

先程の3曲を本当にちょろっとだけ紹介。好きな歌だってことはよく解りました。

これからの抱負としては、10年やってこれたので家族には甘えて、仕事ではまたちゃんとやる。
今までそうできなかったこともあったから、メンバーがMCをやってくれる時は、思いっきりふざけていきたい。
とのこと。
ここからBerryzのナンバーをお届け。


「さぼり」。初期の屈指の名曲ですね。
はにかむような笑顔。演技のひとつなのかもしれないけど、まるで7年前に戻って歌ってるような。
(その年頃の女の子にとっては)昔の初恋を笑って話しながら、そんな感じ。
あの頃はまだ子供だったよね、なんて。

ソロでの歌唱が多いこの曲は、Berryzみんなにそれぞれ改めて歌って欲しいなと思いました。
各々、思い入れのあるメンバーに歌ってもらって、聴いて欲しい。


「バカにしないで」。
近年のライブでもよく演られる、数少ない佐紀ちゃんが映える一曲。
コーラスにフェイクにメインの難しいとこ、そして落ちサビの裏パートなど。
でも今回はソロだから最後も主旋を通して聴けて、マニア向けというかw
曲が進むにつれて高ぶりを抑えきれないように身体を揺さぶって歌う姿には見惚れます。
RLもこれも、セリフ(もしくはキメ)部分は鳥肌が立ちます。

まぁ、これも終わったらふにゃっとするんだけどねw


つづいてが最後の曲。

佐紀ちゃんは
この曲は、私がここまで生きて、やってきた気持ちと、皆さんの気持ちが重なる部分もある。そんな詞の歌です。
そう言って歌い出しました。

Kiroroの「帰る場所」。

吸い込まれていくような澄んだ声で、これまでのいろんな辛いことを乗り越え、
いまここに立ってるんだと歌う。

10年の重み、経験、しっかりした姿を見せてもくれるけど、
ここでは殻を破って素直に向き合ってくれた気がします。

お互いにありがとうを言い合って、これからも頑張っていこうという決意も込められてる。

Berryz工房、そして清水佐紀という人間の本心に一瞬でも触れることができた気がして嬉しかった。
一生忘れない日になった。


か弱さも感じるくらい優しく紡ぐように歌い上げると舞台から去り、ひとたびエンディング。
前の方だから他の観客のみんなのことは解らないけど、私はまた涙が浮かんだ。ごく自然に。
ステージ上で目尻に溜める涙を、見逃すことができなかったからかもしれない。



声援に迎えられて2曲のアンコール。
High-Kingでカバーした「Diamond」で登場。


川´・_・リ<今日は声援も特によく聴こえて、楽しくやることができました。またいつかやれる時があったら…
(キーボードの方「来年やろうよ~」)あはは、またきてください。本当に本当に最後の曲、安心感!


選曲でアイドルらしさをちゃんと残しつつ、アップテンポにアレンジされて絶妙でした。
ギターがカッコよかったんだこれ。めちゃくちゃテンポあげてたのに凄く弾けてるし。

すっきり終わらせてくれて、本当に素晴らしいセットリストだったなぁ。
最後は歌い切った佐紀ちゃんがバイバイして、バンドの皆さんと盛大に盛り上がって〆。
最高のエンディングでした。

余韻の残る中、はじめて2ショット写真を撮らせて頂きました。
緊張に震えてもちゃんと感想と感謝を伝えられたかな。
うんうんとよく聞いてくれる。本当にありがとう。

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これ読んでる人はみんな私の顔知ってると思いますが一応付箋ねw





最初から最後まで、飽きさせない構成でステージとして素晴らしかった。


あくまで憶測だけど、それぞれの歌にテーマが絡んでて、

白いTOKYO : アイドル駆け出しの頃、がむしゃらにアイドルの道を進む
REAL LOVE、バカにしないで : 自分を見て欲しい、しっかり焼き付けて欲しい
私がすることない程全部してくれる彼 : 自分のために頑張る姿(ファン)に報いたい
dearest. : こんな気持ちで見ていて(ファン側の目線)

love you : 盲目的な気持ち
NAO : いつか離れても忘れないでほしい
シアワセ : 一緒の時間にいられることの幸福
さぼり : 少し昔を振り返ってみたり

帰る場所 : 今までの感謝、未来へと続ける
Diamond : 自らを動かす活力だし、みんなのそれでありたい
安心感 : 見守ってくれるから、安心感

こんな感じに思えた。全然違うと思うけど、ここまで思わせてくれたんだから。





バンドの皆さんとの呼吸。自分のモノにするまで歌いこんだ歌。そして10年間で育んできた歌うことへの気持ち。すべてが絡みあったもう二度とないステージ。

恥ずかしがり屋の佐紀ちゃんが選んだのは歌で感謝を目いっぱい伝えるということ。
この選曲もきっと凄く考えたんだと思います。

こういう手段をとった佐紀ちゃんはアイドルでありながら、立派な一人前の歌手であると強く、思いました。
いつまでも続く余韻の中、この歌を思い出してまたうるっときてしまったので、このへんで。



いつもまわりを見渡すと 温かな笑顔がそこに
どんなに辛い道のりも 支え合うことで 乗り越えてきた

僕らの生きてきた道は きっと素晴らしいものだろう

僕らにはいつだって 帰る場所がある
空高く 舞い上がる 希望抱き
明日へ 向かい 羽ばたこう

夢も想いも大切に 育ててくれたこの場所を
忘れたことはないから いつだって前へ進めるんだ

静かに流れる波音 オレンジ色した優しい空

僕らは一人じゃない 誇り高き大地
ここにある幸せを 離さない 忘れないよ いつまでも

僕らにはいつだって 帰る場所がある
空高く 舞い上がる 希望抱き
明日へ 向かい 羽ばたこう
(Written by Ayano Kinjo)


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清水佐紀オフィシャルブログ『SAKI STUDIO』
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by aonr | 2012-11-27 02:08 | ライブ | Comments(0)